お薦めのソフト

最終更新日: 2008/10/12
作成者:しんどうまさゆき


ソフト名称

MBM

作者

ChaN

有料・無料区別

フリーウェア

ソフト紹介・使用感

起動OS選択・ハードディスクのパーティション編集ソフト。

現在、ほとんどのコンピュータにはWindowsシリーズのOSが搭載されている。 しかし、原理的にはWindows以外のOSも動作する。 (少し詳しく言うと、現在のパーソナルコンピュータはほとんど、 IBMが昔作ったコンピュータ「PC/AT」の仕様に準拠して設計されており、 これに適合したOSがWindows以外にいろいろとある。 例えば、Linux, Be OS, 超漢字、OS/2 Warp, PC Dos 2000といったものがある) つまり、複数のOSを1台のコンピュータにインストールして、 どれかを選択することが可能だ。 ただし、これを可能にするには、2つの大きな壁を越える必要がある。

1つ目は、ハードディスクのパーティション分割という 作業をしてからOSをインストールする必要があることだ。 (OSによってファイルの記録方式が 違うので、ハードディスクの使用領域を互いのOSが厳守しないと、 データが破損し、OSの起動さえできなくなってしまう。 そのための区画分けの作業が「パーティション分割」だ) パーティション分割ソフトは市販のものもあるが、高価だ。 MBMはフリーソフトながら高機能なパーティション編集ができる。 ただし、使用者が手動で操作する必要が多いため、 とっつきにくいソフトでもある。マニュアルやウェブサイトを 見て、パーティションの仕組みを勉強する必要がある。 また、ハードディスクを編集するので、 フロッピーディスク等にMBMを入れて、 フロッピーからコンピュータを起動する必要がある (ハードディスクにあるWindowsからはMBMを起動できない)。

2つ目は、OS選択メニュー作成だ。 Linux, 超漢字をインストールすると、それぞれ独自のOS選択メニューを使える。 ところが、Windows 95/98/MEにはまったくないし、 Windows NT/2000はWindows 95/98/MEと選択できるだけだ。 (Windows NT/2000のOS選択メニューは、 bootpartというフリーソフト(英語版のみ)を使って拡張できる) また、OS選択メニューは、OSのインストールをする時点で 強制的にインストールされることが多い。そのため、 後でインストールしたOSが、先にインストールしたOSの OS選択メニューを上書きしてしまうこともある。 (どの順番でOSをインストールするか、気を遣う)。 しかし、OSのインストールが全て済んでからMBMをハードディスクに インストールすると、MBM独自のOS選択メニューが使える。