お薦めの本

最終更新日: 2008/10/27
作成者:しんどうまさゆき

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出てこい子供社会の「仕切り屋」
(明石要一著、明治図書刊)

子供社会での友達づきあいが薄くなってきている。 また、集団をまとめる子供がなかなか見つからない。 これはどうしてか。そして、これらを放置しておけないのはなぜか。 筆者は現代の子供には「仕切り屋がいない」という言葉を使い、解決策を探った。 「生きる力を持った子供を育てる」 という文部省の提案は確かに現代の子供に必要だ。 しかし何をすれば生きる力が育つのか? この本はそれに対する具体的な指導法を掲げている。 この本は教員、教員志望学生には必須。 また、育児をされる方やリーダーシップの技能を つけたい方も一読されることをお勧めしたい。 読んだ後、懐かしい気分が湧いてくるだろう。 これは、著者が民俗学の視点で子供を観察するからである。 (実は、私は著者の教育学の授業を受けた。 子供を観察するには、精神医学の視点と 民俗学の視点が必要だと主張している)