21世紀・霊的生き方のすすめ 増田忠士氏のOEM執筆シリーズ。日常生活の指針となる、 実践的な宗教を主張している。 「立派な考えはひとまず脇に置いて、俗世間にどっぷり浸かって生きよう」 「人間が不幸になるのは、悪行より善行が原因。 ギブ・アンド・テイクで生きるとラッキー人生になる」 「親を生むことはできない。だから、たとえ親に捨てられても 感謝するべきだ。親を憎むのはよくない」 新興宗教系統の本は、マインド・コントロール的な要素がありがちだが、 この本にはセルフ・カウンセリングに通じる物の考え方がある。 読者に考慮の余地を与えているので、宗教本の中ではまともなほうだ。 家庭や仕事の人間関係がうまくいかない人はこの本を読まれると 新しい発見があるだろう。なお、突拍子もない不思議現象を 書いた章もある。信じるかどうかは読者におまかせしたい。 著者主催の宗教団体「ドーコー会」の祈祷の様子などを見てみるのもよいだろう (好奇心旺盛な方ならば)。 参考までに言うと、私は最近(2001/04)、パン屋で食事をとるときに、 頼んだはずの飲み物の値段を請求されないことがあった。 霊的生き方への納得が進むと、このような現象がよく起こるという。 |