15年以上の連載を続ける漫画「美味しんぼ」の作者、雁屋哲氏が
書いたエッセイと小説。「美味しんぼ」本編にも出た話のいくつかが、
雁屋氏の実体験に基づいていることが分かって笑える。 「私は雨が大嫌いだ。大学を出てから3年9ヶ月勤めた会社を辞めたのも、
雨の日に出勤するのが嫌だったことが動機の一つになっている」(美味しんぼ主義、pp.174)
「子供のころはイチゴシロップをかけた氷イチゴが一番好きだったが、
ただの砂糖水をかけた『スイ』を試したらやみつきになってしまった。
『スイ』に小豆あんを落とすと、これは極楽です」(美味しんぼ主義、pp.190)
「読者諸姉諸兄に白状するのが遅れましたが、実は、私は1988年の
5月の半ばにオーストラリアに転居致しました」(美味しんぼ主義、pp.224)
読めば一発で「山岡節」「雄山節」を堪能できます。 |