お薦めの本

最終更新日: 2008/10/28
作成者:しんどうまさゆき

ホーム > お薦めの本 >

  • 発想法
  • 続・発想法(川喜田二郎著、中公新書刊)

アイディアを作るには何をすればよいか。 21世紀の日本は、物を作る産業が世界競争に勝てなくなるため、 アイディアを作る産業へ移らざるを得ないようになる。 働く人の相当数が頭を使って考えることを仕事とするだろう。 そのときに有効なノウハウはないか。 この本で紹介される「KJ法」がその答の1つである。 この本の初版は1967年である。しかし、古くさい時代遅れの方法とは 決して言えない。なぜか。増田式キーボード学習法が KJ法で作られたからである。増田式でタイピングを学習してみると、 その効果に驚くだろう。私はこれでKJ法のすさまじさを見せつけられた。 「増田式」の発明者、増田忠士さんによると、 「KJ法はマスターにお金と時間がかかる。また、KJ法を必要とする 問題は人生で数えるほどしかないので、KJ法でコンサルタントをする人に 問題解決を依頼した方が早いし、安上がりだ」という。 ただし「KJ法のある部分は、誰でも簡単にできて役に立つ。 将来は簡易なKJ法のやり方を教える本を出したい」そうだ。 「超」整理法の野口悠紀雄氏を初めとして「KJ法は役に立たない」 という方が多いが、この考えは改めるべきだと思っている。