2003年現在、もっとも普及しているオフィスソフト 「マイクロソフト オフィス」の資格試験対策本。 ワープロソフト"Word"や表計算ソフト"Excel"は、 マニュアルを読まなくてもある程度我流で覚えることができてしまう。 そのため「ワード・エクセルができます」と言っても、 技術にばらつきがあることがしばしばある。 自分が使わない機能は、単純なものでも知らないものだ。 （私の場合、エクセルで「範囲指定して印刷する」方法を知らなかった。 職業訓練のときに知って驚いた。 「ウィンドウ枠の固定と解除」は時として必要な機能だ。 これはエクセルのヘルプで検索可能だが、 初学者は機能の名前を思いつかないため、探せないかもしれない。 私の知る限り、Office 2000以降はヘルプに割合と融通が利いている。 直感的に「スクロールさせない」と打って検索しても探せはする。 しかし、知らない機能の名前を考えるのに毎回頭を悩ますので、 不安はぬぐえないだろう） MOUS（マウスと読む。オフィスの利用者の技術を判定する資格）では、 よく使う機能はもちろん、便利だが盲点になっている機能も問うので、 資格試験の勉強をすることで、我流からバランスのよい体系的知識へと 変わってゆける。たいていの人は得をするだろう。 また、学生をはじめ、オフィスを使い始めた人は、最初に資格対策本で 勉強することをお薦めする。効率よく勉強できるし、 就職活動のときの技能証明になるし、 就職してからも困らないからだ（個人使用と業務使用では、 オフィスの使い方はいろいろと違うのが普通だ）。 この試験対策本は、上級者向けに、マウスでの操作を キーボードで代替する方法（キーボード・ショートカット） なども紹介している。企業内では能率の高い作業が求められるので、 実践的といえる。 この教材には、付属のCD-ROMに模擬試験が収録されており、 本番試験とほぼ同じ形式で問題演習ができる。 これ１冊で、オフィスのよきガイドとなってくれるだろう。 人に教えるときにも重宝するはずだ。 補足・・・この対策本には、Office XP版も出ています。 2003年秋登場予定のOffice 2003に対応した版も、近いうちに出るでしょう。 また、データベースソフト「アクセス」、プレゼンテーションソフト 「パワーポイント」用の教材もあります。この２つは我流で 覚えようとしても難しい（サンプルデータを想像するのが難しいので、 勉強が始められない）ので、ガイドに頼ったほうがよいです。 |