お薦めの本

最終更新日: 2008/10/27
作成者:しんどうまさゆき

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どんな子だって勉強できる子になれる!
(向山洋一著、PHP刊)

これは「教師の神様」と呼ばれる向山洋一氏の著書だ。 「はじめに」にも書いてあるが、この本は小学生の 算数の勉強でつまづかないために、どうすればいいかを 主に記している。向山洋一氏がまとめあげた指導法 「向山式算数」によると、算数のテストがクラスで平均30点 だったのに、指導法を変えたとたん平均90点になってしまったという。

向山洋一氏は「教科書を普通に学習すれば、算数が大好きになる」 という持論で算数指導をする。「向山式」は、一見古典的で 地味な指導法だが、授業の効果を高める工夫が随所にある。 運悪く担任の先生が「向山式」で教えていないとしても、 この本を読めば、家庭で「向山式」を実践できる。

小学校の勉強が不安だ、苦手になっている、というお子さんを お持ちの方は、この本をお読みになって、勉強の手助けをされるとよい。

2001年現在、向山洋一氏の主張に賛同する教師が TOSSという団体を設立している。彼らは、授業の質向上のため、 インターネットで情報交換をしている。まじめな教員が日本にはたくさんいる ことの実例といえる。マスコミはこの本を紹介して、 学校批判の声を緩めるのが正しいのではないか。